子育てのお話

みなさん、おうち時間、穏やかに過ごしていますか?

今日は「クーヨン」という雑誌から、立野由美子さんのお話です。

今回のコロナ禍で明らかになったことのひとつは、「ひとは予測不可能なことに弱い」という点です。急な変更にこころが揺れ、いつもとは違う毎日にイライラし、がまんの限界に怒りをぶつける…。そんな大人たちと、ず〜っと家の中で過ごすことになった子どもたちは、とても困っただろうなぁと思います。その一方で、子どもたちは、「リモート学習」を体験し、「こんな学びの方法もあるなら、学校に行かなくてもいいよね〜」と言って、大人をびっくりさせたり、「早く友だちと会いたいから、やっぱり、学校に行きたい」と言ったり。

いつもと違う環境下でも、子どもたちのほうが、ずっと柔軟にこの状況をとらえているようすがみられました。何ごとも度を越すと耐えられなくなるのは当たり前。ピークを超えてしまうと、気持ちや行動を制御するスイッチが壊れて、どんどん行きすぎてしまいます。大人も今回のコロナ禍で、そのことを学びました。大人が子どものこころを折ってしまうことがあるとすれば、「度を越えた期待」や「度を越えた心配」こそが原因と言えそうです。行きすぎる前に、スイッチオフができるようにしたいですね。

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