嫌がる原因は、お母さんの「服の脱がせ方」にあるかも⁉
子育てカウンセラーの井桁容子さんのお話です。
「お子さんの上着を脱がせるとき、どうやっていますか? お母さんが下からめくるように脱がせると、子どもにとっては、服が顔にかぶさっている時間が長くなります。
真っ暗になって怖かったとか、口がふさがれて苦しかったとか、鼻水がついてのびちゃったとか、そういう体験がお着替えを嫌いにさせます。上着を脱がせるときは、まず両腕を抜いてから、最後に首を抜いてあげると、顔を覆われる時間は一瞬で済みますよ」
イヤイヤの悪循環の仕組みは?
「お着替えとお風呂はセットなので、お風呂を嫌がるのは、実は着替えが嫌だからという場合もあります。他には、お湯が熱かったとか、シャンプーが目にはいって痛かったとか。
さっさと済ませようと思って子どもの立場を考えない行動をしていると、子どもは過去の体験を忘れられず、イヤイヤがおさまりません。そうするとお母さんも怒鳴り口調になり、子どももますます頑なになり……という悪循環になってしまいます」
子どもからすると、“ヤダ”という事情も理由も聞かれず、“子どもがわがままだ、子どもが悪い”といつも子どものせいにされちゃうんですよね。
でも、“これ、イヤなんだけど”と言っているのにお母さんが聞いてくれないから、“ヤダー!”と強く主張しているだけなんです。それでも何もしてもらえないから、“ヤダー!!”とより大きな抵抗をしないとお母さんはわかってくれない!と思うんですね。最初の“これ、イヤなんだけど”の段階で、“あら、どうして?"と聞いてあげればいいんです。
🤔毎日忙しいママはそんな風に思えないことも多いと思うけど、そこを、グッとこらえて、このお話思い出してみてね😊